浅野家の鷹の羽紋

★ 鷹の羽

勇猛果敢で威厳に満ちた鷹の羽を象徴とした紋。
もとは阿蘇神社の神紋で、氏子である菊池氏が受け賜ったもので、
全国に広がり、徳川幕府の時代には百家以上で家紋とされた。現在も桐紋と同様に有名な紋である。

大空を悠々と飛翔する鷹を見て、古代人は空の王者の感を抱いたに違いない。宮廷の元旦の節会、即位式などで左右近衛の両陣に鷹の旗をたてるのは、権威の象徴としてであった。


武家の紋章にふさわしい鷹の羽紋は、江戸時代に大名の家紋として盛んに用いられた。
広島藩主の浅野氏の「芸州鷹の羽」は羽に渦巻きがある。


赤穂事件で名高い浅野内匠頭の家紋も鷹の羽紋だが、赤穂浅野氏は広島浅野氏の分家だから当然である。
しかし、本家と同じものは用いず、本家の「渦巻き」にたいして赤穂浅野氏は「斑いり鷹の羽」にしている。


主君浅野内匠頭が江戸城松の廊下で吉良上野介義央に刃傷したのがこの事件の発端だが、内匠頭の浅野家は本家浅野氏の分家だから、本家の鷹の羽を家紋にしている。


本来「たか」という言葉には「高い」「猛々しい」「強い」といった意味がある。
鷹は他の鳥獣を襲って食らう猛禽である。その鷹を飼いならして狩猟に利用する鷹狩りは、古くから武人ばかりでなく公家たちの憧れの技芸となった。

そして鷹の羽は矢羽として最高の品とされた、そんな鷹が勇猛を身上とする武家に好まれないわけがない。


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