字軍が発達させた西洋の紋章

家紋を天下万民等しく持っているのは日本だけである。
西洋にも紋章はあるが、王候貴族にかぎられている。
ヨーロッパで紋章が発達したのは、十二世紀以降で、ちょうど鎌倉時代の初期にあたる。

とくに「十字軍」の遠征で刺激された。
十字軍はヨーロッパ諸国が聖地の保護を目的として派遣した連合軍だったから、混乱を避けるためにも標識を必要とした。

この場合、騎士の携えた武器のうち、一番目をひいたのは盾である。

ヨーロッパの紋章が日本の円形家紋と違って、楕円を切ったような形の ”盾形” となってえいるのは、これに由来する。

ヨーロッパの紋章は、一家一紋の個人用というより、領主の領土、権利を象徴するもので、都市、法人などの団体紋も発達した。

絵柄は日本と反対に動物がほとんど、獅子、豹、熊、犬、馬、牛、象や鷲、鷹、孔雀、白鳥、ペリカンなどで、その姿勢によって区別した。

たとえば前足をあげて立つ獅子や、ハプルブルク家の ”双頭の鷲”などが、その典型である。
しかも地紋の模様も絵柄も極彩色である。


現在は会社の社章、商標が紋章の代表格になっている。日本のものはモノクロだが、欧米のものはカラフルな例が多く、この面でも伝統の違いが色濃く出ている。

では種類の多い日本の家紋のうち、いま最も多く使用されているのは何だろうか。

本格的な統計資料はないが、姓名と家紋の研究科としいて知られる丹羽基二氏の実地見聞による調査から、引用させていただくと、藤、木瓜、片喰、鷹の羽、桐が五大紋


続いて蔦、柏、桔梗、星、茗荷、橘、竹、笹、巴、沢瀉、引両、目結、車、竜胆といったところで、やはり花を主とした植物紋の多いことがわかる。

このサイトでよく検索される語句
丸に剣片喰
家紋
抱き茗荷
丸に違い鷹の羽

★一口に家紋と言っても和服からネクタイ、扇子変わったところでは、鯉のぼり、またギフトセットから小物類まで実にいろいろな商品で家紋が使われています。★


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