庶民にも「家紋」が開放される
幕府は、苗字帯刀を許されなかった庶民にも、家紋の使用は自由に認めた。
これで、お江戸は家紋の花ざかりとなり、世界に類を見ない多くのすぐれたデザイン
を生み、その美を競うことになる。
役者、遊女も好んで紋をつけた。
市川団十郎は「三枡(三つ入れ子枡)」を代表紋として、 ”見ます”にかけ、二升
五合(枡々半升)の ”ますます繁昌”より上をいくことを心掛けた。
庶民の「紋帳」を見比べ、気に入ったものの変形を ”上絵師”などのデザイナーに
頼んで描いてもらった。
まさに、 ”百花撩乱”である。

